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Dolce Compagnia

Dolce Compagnia

5日目(SanMarino e Ravenna)

昨日の夜に日本から持ってきたホッカイロをお腹に貼って寝たため、これがかなり効果があったのか、激しい腹痛を再び起こすこともなく眠れた。
朝起きると少し食欲が戻っていた。
もちろんGIANは先に起きていてくれて、具合の悪いふたり(私とマンマ)のために紅茶をつくったり自分の朝ご飯の用意を自分でしたり(普段はマンマがやります)甲斐甲斐しく動き回っていた。

「ちょっと食欲でたよ~」と報告するとすごく嬉しそうで、「じゃぁこれもあれも食べなよー」って食材を出して見せてくれた。。うう。そこまでまだ回復してないよ~。

昨日、マンマが用意してくれたジャガイモを茹でただけのものに挑戦。
ジャガイモもお腹痛い時に有効らしい。
最初、茹でただけにオリーブオイルかぁ。と傲慢にもガッカリして挑戦したのだが!!超・おいしい。まずジャガイモが日本のものと違って甘味がある。
そして上にかけたEXバージン・オリーブオイルのおいしいこと!!!
更に少し塩をかけたらおいしさ倍増。
イタリアの野菜っておいしいんだなぁ。と実感。
ふと冷蔵庫の上に目をやるとなつかしの(今も売っているのかな?)「すりおろしりんご」の缶が2缶並んで置いてあった。
この家に到着したころは緊張していたのでこの缶に気がつかなかったのだ。

フ「なんで日本の缶ジュースが飾ってあるの?」
ジ「2002年に弟のパオロと日本に初めて行った時買った記念の缶ジュースなのだ!!」
フ「なるほど。(→缶を手にとろうとするフョンフョン)あれ、片方はまだ全然飲んでなくて片方はからっぽだね」
ジ「空の方は僕のでまだ飲んでないのはパオロのだよ。僕は飲んでみたかったからすぐ飲んじゃったんだ」
フ「性格出るね・・・」

そう、この兄弟、あんまり似てない上に性格もかなり違う。
GIANは人見知りとかあんまりなくて、行動的なタイプ。
Paoloはちょっとシャイで勉強家。(でも歌うけど)

私もイタリアで買ったイタリア食材に書かれているイタリア語が素敵!って大切に取っといたことがあるんだけどそれと同じ感覚で「日本語が美しいからとっておいた」んだそう。

サンマリノ

そして具合が良くなったので彼の職場があるSanMarino共和国までドライブすることになった。
San MarinoはRavennaの近くなんだけどいまだに共和制を取っていて、一応「外国」扱いの街。
彼はRavennaで最初、就職活動していたんだけど、あまりいい仕事がなかったからSanMarinoにやりたい仕事を見つけて面接に行ったんだそう。
で、試しに1週間働いて、OKがでたから正式採用になったそう。
確かにRavennaってお店屋さんとか多いんだけど会社が少ないような気がした。
彼の友達も美容師・ピザ職人・水道屋さん・幼稚園の先生とかで普通の会社員っていないみたいだし。ちなみにSanMarinoはイタリアより給料がいいんだって。

そんな話しをしているうちになんだかだんだん具合が悪くなるのを感じて焦る私。
昨日何も食べなかったから今になって体が、「エネルギーがなくて働けないよ!!」って訴えてるかのような、ヘンな脱力感だった。
だるーくなってそのまま寝てしまいそうな不思議な感覚。

SanMarinoにある彼の職場に着いて、ずっと見てみたかった職場なのに自分の体力がついていかないかんじ。
そして私に気遣いならがも会社の中に案内してくれた。
当然1月2日だったから誰もいない。いつも会社の鍵はもっているからといって開けてくれた。
彼から電話がかかってくる時、いつもこの席から電話をかけてきてくれるんだなという彼のデスクも見られたしなんか楽しかった。やっぱり日本の会社のデスクより広々している、さすが体格がでかいだけある(笑)。
SanMarinoは美しい丘の町。だからこれから山を車で登って頂上の丘まで行こうと計画していたのですが、私の体調も考えてまた10月、私がイタリアに留学するときまでお預けとなりました。。
すっごく残念だったけど、体調悪いから仕方ないか。。
デジカメで写真をとる気力もなく終了。

1時間かけてRavennaまで帰ってきて、強制的にベットで休むように言われました。
途中、寝るのに飽きて下のキッチンまで降りていったらマンマが起きていました。
Gianはどこー?と聞くと友達が来て出かけていったけどすぐ戻るって言ってたわよとのこと。
ちょっとガッカリして床に戻ったら彼が帰ってきました。
実はこの日、友達に私を紹介しようと思っていたのですが具合悪そうだから明日にして、と伝えに行ったのだそう。
でも、以前からイタリアのスーパーに行きたい!と言っていたので、(イタリアのスーパー大好き!)そこで友達と合流することになりました。




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